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 TKJ城北線 城北線の概要


城北線概要


 

名古屋市の北部,JR東海道線の枇杷島駅と,JR中央線の勝川駅を結ぶ,全長11.2Kmの鉄道です.

途中名鉄2路線や名古屋市営地下鉄と交差しますが,乗り換え駅は設けられていません.

 

路線図からも推測できるように,元は貨物バイパス路線として計画されていました.


図 名古屋市の公共交通網

路線名

城北線

営業キロ

11.2Km

第一種事業者
(施設保有・運行※注1を担当)

東海旅客鉄道 株式会社(JR東海)

第二種事業者
(運行のみを担当)

株式会社 東海交通事業(TKJ)

駅数

6駅 (城北線単独では4駅)

運転本数

平日26往復

<TKJ発行パンフレット引用> 都市鉄道・城北線
『駅数6カ所の路線ながらJR東海道本線枇杷島駅とJR中央本線勝川駅を結ぶバイパス的な役割を担っています。乗り換えと乗り継ぎに便利な路線として、また地域の皆様の生活の足として、要的な存在となっています。当線の沿線には、庄内川・新川が流れ、水と緑にふれあう場として多くの人々に親しまれています。また、小田井駅近くの庄内緑地と比良駅近くの洗堰緑地は市民の憩いの場として、味美駅近くの二子山古墳は、国の史跡に指定される県下有数の前方後円墳として知られています。』

城北線は貨物輸送を目的とした国鉄瀬戸線として昭和51年に建設が始まりましたが,国鉄改革のあおりを受け中断.
民営化後に旅客化へと方針転換して,平成元年に鉄建公団とJR東海により再び建設が始まり,平成3年12月よりJR東海が第1種鉄道事業※注1(線路を保有し運営)として,そして実際の運行は子会社である東海交通事業(第2種鉄道事業(運営のみ))という形で旅客営業を開始しました.
平成5年に全通し,今日も日々淡々と、人知れず走っています.

※注1:施設保有者のJR東海は年一回検測車両「ドクター東海」を走らせるのみで,一切の旅客運輸業務と日常保線作業はすべてTKJが行っています.

 

運営会社 (株)東海交通事業について

会社名

株式会社 東海交通事業

沿革
本社所在地

名古屋市西区八筋町8−1

S63.2.18

会社創立(資本金2,000万円)

H3.11.1

城北線第二種鉄道事業免許取得

H3.12.1

城北線勝川〜尾張星の宮間暫定開業

H5.2.19

JR東海テレホンセンター開設(受託)

H5.3.18

城北線全通

H12.12.1

駐車場を3箇所開設

H16.10.1

レンタカー事業開始

TKJ
創立

昭和63年2月18日

資本金

2億9500万円

株主

JR東海@100%

代表者

代表取締役社長 粕渕輝雄

従業員数

460名(うち鉄道事業部は18名)

主な業務

・JR東海の受託業務  

・レンタカー事業

・旅客鉄道業務

・物販(自販機を含む)

・保険代理業等

・駐車場,貸ロッカー等

(株)東海交通事業はJR東海が全額出資する子会社として昭和63年に発足しました.
旧日本交通観光社の要員・施設を引き継ぎ,当時から駅業務受託作業を主体とした会社でした.
平成3年には旅客鉄道事業(城北線の運営)を開始,平成16年には(株)駅レンタカー中部を合併しレンタカー事業を開始,このように次々と業務を拡大し,資本金も約15倍になりました.

現在では出改札業務はJR東海在来線全エリアで約100駅を受託.
この他駐車場・貸ロッカー・貸自転車業務は約70箇所で運営を行い,大企業JR東海をサポートしています.
このJRからの受託業務の一つとして,城北線の運営がある訳です.

会社の性格としてOBの受け皿的要素が強く,社員の平均年齢58歳です.
現在では新卒採用も行われていますが,駅業務受託事業への配属が中心となっており,城北線の運営に携わることはありません.

 

施設概要

線路の概要

複線 非電化 軌間1,067mm

構造物

全線高架

軌道構造

・レール 60kg(ロングレール)
・枕木  PCコンクリートマクラギ

電気設備

・信号設備 自動閉塞信号方式
・運転保安設備 自動列車停止装置(ATS-ST)
・列車集中制御装置(CTC)
・列車無線(JR A/B)

保有車両

キハ11系200番台 4両
(2両はJR東海へ貸し出し)

最大勾配
21‰
最大曲線
R400
JR東海が主体となって建設&保有する路線の一つとして全線複線高架の高規格路線,設備はJR主要路線と同規格という主要幹線並みの立派な施設を持っています.

無線はJRのABタイプの2ch,周波数は基地側は352.5500MHz,列車側は336.0500MHzです.
保安方式はATS-STとCTCで,無線とともに小田井の鉄道事業部内に基地局・指令が置かれています.

勝川でJR中央線と連絡(線路はつながっていない),枇杷島でJR東海道線と接続(線路もつながっている)しています.
ただし勝川駅はまだ仮駅で営業中であり,中央線の勝川とは約400m離れています.
将来の中央線勝川駅高架化に合わせて乗り入れることになっています.

また小田井では地下鉄鶴舞線と名鉄犬山線の上小田井駅と徒歩5分の連絡,味美でも名鉄小牧線の駅と近いことは近いのですが,乗換駅と言えるような距離ではありません.

 

運輸実績

平成11年(1999)
輸送人員

358,000人

輸送密度

444人/Km日

営業収入

18,100万円

営業費

33,000万円

営業損益

▲14,900万円

利用者数

一日1027人

従業員

14人

駅別乗降人員(一日)
枇杷島

473人

尾張星の宮

350人

小田井

280人

比良

184人

味美

246人

勝川

415人

※データは平成12年(2000)の平均

 

WebMasterの寸評(かなりヨイショ)

現在は単なる非電化ローカル線ですが,ハードは非常にしっかりしたモノを持っており,また立地条件や資本などバックボーンも一流であり,その潜在能力は計り知れないものがあります.
将来はJRとの直通はもちろん,現在第三セクターとして運行中の"あおなみ線"こと西名古屋港線などとのリンクも予想され,無限の可能性を秘めています.すべてはJR東海のやり方次第でしょう.

今は鉄道趣味の面からもつまらない路線です.また利用者にとっても便利であるとはお世辞にも言えない鉄道であります.
しかしそういった面が,かえって面白いのかもしれません.
まだ乗った事のない方はぜひ一度お試しあれ.